卒園式の涙の理由は「子育ての辛い記憶だけ」だった

育児/子育て

私は何をやっているんだろう

仕事、子育て、家事・・・

日々に追われて、

正解がわからなくて、

逃げ場がなくて。

進むしか、「進める」しか道はないと思っていたんです。

別の道を考えるきっかけになったエピソードです。

生後4か月から保育園児

娘は2か所の保育園を経験しています。

1か所目は、生まれた場所の近くのA保育園。

2か所目は、1歳~卒園まで在籍していたB保育園。

これはB保育園のお話です。

そこは毎年、先生がコロコロ変わる保育園。

担任の先生が途中で退職し、担任が変更になったこともあるんです。

4月の担任発表時には、ほぼ半数の先生が入れ替わるのが普通ようなブラック保育園。

転園を検討したこともありますが、自宅近くで学区内。

1歳から通っており、慣れた環境・友達がいるため転園には至りませんでした。

娘は毎日「楽しい」と登園してくれました。

卒園式のお話

私は保育園生活、終わりだなー。程度の気持ち。

記念事に思い入れのあるタイプでもないし、泣くことはないと思っていました。

卒園児の入場。

在園時からメッセージのプレゼント。

在園時全員でのメッセージ。

その後、退職した先生からの祝辞を読み上げられました。

それまで淡々と聞いていた私。

お世話になった先生方の名前、メッセージが読み上げられました。

名前は忘れてしまっていたけれど、あの時助けてくれた先生だ!と

当時のエピソードとともにフラッシュバックしてきました。

  • 仕事終わり、全力疾走して駆け込んだ時に出迎えてくれた先生の顔。
  • 家に帰っても、寝落ちしそうな子ども相手に必死で自分1人で闘った毎日。
  • イヤイヤ期で、何分、何十分もオムツを履き替えられなかった部屋。
  • 笑顔で「大丈夫ですよ、おいで~」と引き離してくれた先生。
  • 子どもにストレスをぶつけ、愛せない自分を自己嫌悪する日々。
  • そんな時、「○○ちゃんはホントに可愛い」と私の分まで可愛がってくれた先生。
  • 保育園から自転車に乗せるまで毎日30分かかった、地獄の1か月。

そんな情景と当時の気持ちも、ぶわーーっと蘇ってきて、涙が止まらなくなりました。

このままでいいの?

当時は心が疲れ果てていました。

夫との関係は最悪。

子どもを心から可愛いと思えない。

毎日、何のために・・・?

卒園式で流している涙は、傍からみると感動していると映っていたかもしれません。

しかし、そうではなかったのです。

“育児を辛い思い出にしたくない”

そう決心した日になりました。

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